昨日と同様に、午前がトレーニング、午後がグランドでの練習を実施しました。

今日も午前・午後ともに良い集中力で取り組めていました。午後の練習では、低く鋭いタックルが何本も見られました。まだまだタックルの精度は低いですが、今後に期待が持てる練習となりました。

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フルコンタクトの練習中、選手たちに「体をぶつけるのが恐いか?」と尋ねました。一人の選手が「恐いです!」と正直に答えました。私が尋ねるまでの選手たちの様子を見ていると、恐がっていたかどうかは分かりませんが、ネガティブな感情で取り組んでいたことは間違いないと思います。恐いという感情を言葉でアウトプットすることは、恐さを克服するための有効な手段です。また正直に答えた選手のおかげで、全員の潜在意識にあった恐いという感情を共有することができ、気持ちが楽になり、恐さを吹っ切ることができたのではないでしょうか。

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体をぶつけることは恐いです。恐いのは当たり前です。プロ選手であっても、トップの学生選手であっても、どのカテゴリーの選手も恐さを感じています。

チームや仲間のために、きついことや痛いこと、嫌なことから逃げずに、ポジティブな感情でチャレンジすることで、ラグビー選手(人)として大きく成長できると考えます。このようなことができる選手は、自分に自信が持てますし、周囲から絶大な信頼を得ることができます。あくまでも個人的な意見になってしまいますが、このような選手(人)に「格好良さ」を感じるとともに、熱く心を動かされます。選手たちには、見せかけの格好良さではなく、「真の格好良さ」を身に付け、人を感動させる選手(人)になってほしいと強く願います。

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成長していく過程において、嫌なことやきついこと、辛いことなど、必ず「壁」が立ちはだかります。その「壁」から逃げだしたら成長はできませんし、一時的にかわせたとしてもまた私たちの前に立ちはだかり、一生付きまといます。「壁」は乗り越えるものと表現されますが、私は乗り越えるよりも、ぶち壊すという表現の方が好きです。「壁」にぶち当たったら、逃げだしたり、かわしたりするのではなく、真正面からぶち当たり、その「壁」をぶち壊してほしいと思います。 

選手たちには、力強く、そして格好良く生きてほしいと思います。
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昨日、今日と去年卒業した3年生と、引退した現3年生が練習に参加してくれました。後輩のために体を張ってくれてありがとう!